スープの種類
スープにはたくさんの種類があります。世界中には数えきれないほどのスープ料理があり、実は日本の和食である「味噌汁」や「お吸い物」もスープの仲間なんですね。けれど、今回はスープの種類をご紹介しながら、国別のおいしいスープのお話やいただく際のマナーについてご紹介します。
さて、スープと聞くと何を思い浮かべるでしょうか?コーンスープやじゃがいものスープ、クラムチャウダーなどのカップスープで人気のあるものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
日本では洋風の汁物は全て「スープ」、そしてまた多めの水分でお野菜と肉などを煮たものは「シチュー」といいますね。けれど「ポタージュ」という言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。
このスープとポタージュの関係は一言では説明できないほど、たくさんの歴史を持っています。国によって区別の方法は違い、日本ではそこまで明確に区別はされていません。だからじゃがいものポタージュでも、じゃがいものスープでもどちらも同じものとして分類されているんですね。
ただ名前的に調べてみると「ポタージュ」はフランス語、そして「スープ」はラテン語なんですね。ポタージュというのは「とろっとした濃厚な液体のみ」を指します。そしてスープはラテン語で「具材の入った汁にパンを付けるもの」という意味があるんです。これでこの2つの違いが少しだけわかっていただけたのではないでしょうか。
つまり、ポタージュはそれ一つだけでも料理になるもの。ただし、具材は入れず、食材を裏ごしするなどして、液体のみを楽しむ料理です。これに代わってスープはパンをつけたり、具材をそのまま残しながらいただく料理なんです。
ただこの概念は国別に全く異なり、さらに料理によって呼び方も変わるので、一般的に明確な区別は少しつけづらいんですね。とくに日本では、これはスープ、これはポタージュと、こだわる必要はないのですが、もともとは意味合いが別に使われていたと覚えておくだけでも、どこかで役に立つかもしれません。
現在もスープ専門店ができるなど、洋風スープは大人気です。ヘルシーながら濃厚でおいしいスープは、パンなどと一緒に食べるととってもおいしいですよね。
そんなスープは、お鍋ができ、そこに具材を入れて煮込んだあとの汁のおいしさに気づいた人たちから始まりました。そこからじょじょに変遷していき、今では世界各国に独自のスープがあるほどになったんです。では次にいただく際のマナーをご紹介しますね。
いただく際のマナーも大切
まずフレンチなどの洋食店でスープをいただく場合「音を出す」ことはマナー違反です。日本は味噌汁などもすする文化があるので、つい、スプーンからすすりたくなりますが、これは日本以外で許されていない行為なんです。
またパンを浸すことも×なんです。というのも、先ほども述べましたが、ポタージュはその1皿だけで楽しむものなんですね。パンを浸すと驚かれてしまうこともあるので、つけたくなる気持ちをぐっとおさえて、そのポタージュのみを楽しみましょう。
また、冷ます時に息を吹きかけるのも許されていないんです。なんだか日本とは真逆のマナーなので、覚えるのも大変かもしれません。けれど、格式高い洋食店などに行った場合、知らないと恥ずかしい思いをすることもあります。できれば必ずこういったマナーも覚えておいてくださいね。
まとめ
そのほかにも、スプーンの使い方など、スープを食す際のマナーはたくさんあります。けれど、スープの種類・やってはいけないマナーを覚えておくだけでも十分だと思います。ぜひ参考にしてみて下さいね。