牛銀本店とは

牛銀本店は、三重県松坂市にある老舗の松阪牛料理屋です。明治35年に牛肉屋として開業しました。
創始者は上京して大手の肉料理屋で肉屋としてのノウハウを学んだ後に帰郷し、牛肉屋を開業しました。
当時の最新の技術を用いた肉牛の処理や、東京で仕込まれた鮮やかな切り口が評判となり、後に牛料理も始めました。
また、良い牛の見分け方や良質の肉のための肥育方法を近隣の農家に伝授することで、今の松阪牛の基礎を築きました。
そうした松阪牛の開祖ともいえる明治以来の伝統を脈々と受け継いでいるのが、牛銀本店です。利用は2名から可能になっています。

歴史ある牛銀の建物

現在まで補修され使われ続けてきた建物は、見るだけで歴史の重みを感じることができます。
表玄関には朽ちかけた看板があり、青柳楼の文字が刻まれています。これは、柳のように頭を低くして謙虚に人と接するという信条を表しているそうです。
客席は全て二階に用意されており、一階は調理場になっています。二階に上がる階段は大正時代から続く歴史あるもので、角がすり減って丸くなっている様子は威厳すら感じさせます。
個室は床の間のある畳間になっており、雪見障子や丸い卓がノスタルジックな趣を演出しています。各部屋に専属の仲居さんがついていて、調理も全て行ってくれます。
メニューは、松阪牛を贅沢に用いたすきやき、白醤油や昆布だし、胡椒などを用いたさっぱりとした汐ちり、湯にくぐらせた後にポン酢で食べる水だきなどがあります。
注文できる特選の別肉には、商標が書かれたものが証明として付いてくるのが印象的です。

松阪肉すき焼コース魚町

松阪肉すき焼き、牛肉しぐれ煮、牛肉そぼろ煮、御飯、赤出し、香の物、水菓子で構成された松阪牛のコースです。
厳選された松阪牛の肉の部位はその日によって異なり、肩ロースなどがあります。
生卵の配膳から始まり、仲居さんが甲斐甲斐しく動く中、松阪牛が登場します。火を通す前の松阪牛の霜降り具合は思わず感動するほどです。
すき焼用のコンロが用意され、牛脂を鍋になじませると、松阪牛が鍋に飛び込んでいきます。
味付けは割下を用いず砂糖と醤油、という昔からの地域の伝統の味に則っています。
柔らかくて、とにかく美味しいとしかいいようのない極上の松阪牛を卵につけると、キラキラと宝石が輝くようです。
肉は柔らかい歯切れの良さとともに、脂が程良く混ざった濃厚な旨味と甘味が口の中に広がります。
三重県産のコシヒカリを使用したご飯も、松阪牛の濃厚な味を引き立ててくれます。

アクセス

TEL:0598-21-0404
予約可
住所:三重県松阪市魚町1618
JR近鉄松阪駅南口から歩いて約15分。
営業時間:11:00~19:00(L.O)
定休日 :月曜日

まとめ

松阪牛の開祖ともいえる老舗中の老舗、牛銀についてご紹介しました。
歴史ある建物の落ち着いた和室で、明治以来の伝統の味を堪能することができる名店です。
また、隣接する洋食屋牛銀では松阪牛の肉を使った洋食を手軽に味わうことができます。こちらは一人での利用も可能です。
松坂牛の本場である三重県松阪市でも、老舗中の老舗といえるお店で極上の肉を味わうことができます。