上野精養軒とは

上野精養軒(うえのせいようけん)は、東京都台東区の上野公園内にある明治以来の老舗の西洋料理店で、日本におけるフランス料理の草分けともいえる存在です。

上野精養軒の歴史

明治5年(1872年)、岩倉具視らの援助によって築地に西洋館ホテルとして創業し、翌年の明治6年(1873年)に精養軒ホテルと改称しました。
明治期には、国内のみならず国外の王族や貴族達が駆け付けるなど、文明開化の次代を象徴する施設でした。夏目漱石などの文学作品にも登場しています。
その後、明治9年(1876年)に欧米視察から帰国した岩倉具視の勧めによって、上野公園開設に伴って、食事処と社交場の機能を併せ持つレストランとして、当時の支店である上野精養軒を上野公園に開業しました。
大正7年(1918年)、株式会社精養軒を設立され、大正12年(1923年)に築地の本店が関東大震災によって焼失したことで、上野精養軒が本店としての役割を担うようになりました。
現在、上野精養軒は株式会社精養軒によって運営されており、本店のある上野公園内をはじめとして、各所に系列店を展開しています。

上野精養軒 グリルフクシマ

明治以来のフランス料理の草分けとしての伝統を受け継いだ、正統派のフランス料理の濃密な味を堪能できます。
軽いフレンチではなく、伝統に裏付けられた重厚さのある一流のフランス料理の味を堪能できます。
ワインも極上のものが揃えられており、テイスティングなども対応してもらえます。店お勧めのオリジナルビンテージ・ワインもあります。
接客も一流で、そんなところまで、というような細かいところまできちんと対応してくれます。
ランチのコースで一万円を軽く超えるので、気軽に使える場所ではありませんが、デートや特別な日には最高の時間を提供してくれます。

フルコースの一例

前菜として帆立貝のグリエがあります。明治以来のノウハウを受け継いできた重厚なソースが美味しく、貝の食感と絶妙に絡み合います。
口直しのスープを挟んで、魚料理はスズキのロティーです。酸味が程良く効いたオイリーなソースはあっさりとしたスズキの素材を引き立てます。
メインの肉料理は牛フィレ肉のソテーのソースザンギャラです。ソースザンギャラとは、デミグラスソースに牛タンやマッシュルームなどを刻んで味を濃厚に整えたもので、肉とソースの相性が抜群です。
飲み物やデザートが提供されるタイミングも抜群で、王侯貴族へのサービスを重ねてきた伝統を感じさせます。
メニューは電話予約の際に好みに合わせて変更を頼むこともできます。
食事の際は、公園の展望によってそれぞれの季節の様子を楽しむことができる、窓側の席をとっておくのがお勧めです。

アクセス

上野精養軒 グリルフクシマ
TEL:03-3821-2181
住所:東京都台東区上野公園4-58
JR上野駅公園口から徒歩5分
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:00)
定休日:無休

まとめ

明治以来の伝統を誇る老舗の洋食店、上野精養軒についてご紹介しました。
上野公園内にある精養軒の本店グリルフクシマでは、重厚なフランス料理のフルコースを最高級のサービスとともに楽しむことができます。