和食で汁物をいただく時は、器を手にもって直接口を付けるのが一般的ですね。
しかし洋食の場合は全く逆で、特にフォーマルな席でのこうした行為は、時に大ひんしゅくとなります。
洋食が広く普及した現代では、こうした洋食マナーもしっかり覚えておく必要があります。
特にスープの飲み方には決まりが諸説あったりして、間違いが多いメニューの一つなので、恥をかく前に覚えておきましょう。

スープのすくい方と飲み方

洋食の席でスープを飲む際、何より守りたいのがその飲み方です。
スープを飲む際に、ズズズっと音を立てる行為は、くちゃくちゃ食べ物を咀嚼する音を立てるのに負けていないマナー違反です。
これはスプーンに乗っているスープに、口を添えて吸い込もうとするから鳴る音です。
スプーンを軽く傾けて流し込むのも手ですが、一番確実なのは、スプーンを自分に対して並行に持つのではなく、口に向けて真っすぐに持って、そのままスプーンの先端を口に入れてしまうことです。
飲むというより、デザートなどを食べる感覚で口の中に入れてしまえば音も鳴りませんよね。
また、洋食マナーではお皿に触れたり持ち上げないことも決まりの一つです。
そのためうまくスープを口元まで運ばなければいけませんので、なみなみとすくわないで、七から八割程度を目安にすくいましょう。

スープが少なくなってきたら

スープを飲み続けると、やがて少なくなってスプーンでもすくいにくくなります。
洋食マナーでは食器に触れてはいけませんが、スープにおいては軽く手を添えて傾けて、スプーンですくってもよいとされています。
ただし最後の一滴までいただこうと必死にかき集めるようなことはみっともないとされるので、ほどほどで終わらせるのがスマートです。

スープ皿は手に持っていいのか?

少なくなったスープをすくうために軽くお皿を傾けるのはよいですが、基本的にお皿を持ち上げるようなことはしてはいけません。
しかしスープを飲む際、持ち上げてもいい場合もあります。
スープが注がれた食器にコーヒーカップのような持ち手が付いている場合は、持ち上げても構いません。

熱くて飲めないとき

スープがもし、とても熱くて飲めないという場合、スプーンでスープをそっとかき混ぜることで、温度を下げてあげることができます。
またスプーンの背で、スープの表面をゆっくり動かすと、スプーンが熱を吸収してくれるそうです。
スープをすくってから少し待つことで、熱を引かせる方法もあります。
やりやすいもので冷ましましょう。
ただし、スプーンの中のスープに息を吹きかけるのはマナー違反なのでやめましょう。

スープを飲み終わったら

スープを飲み終えたら、皿の中にスプーンを置くか、お皿の下にソーサーがあればスープ皿の向こう側にスプーンを置きます。
どうしても訳あって中座をする人は、椅子の上に軽く畳んだナプキンを置いておけば、「まだ食事中です」のサインになります。

洋食マナーにおけるスープの飲み方のまとめ

スープは他の料理と違って、条件によりお皿に触れることが許されている少し独特なメニューと言えます。
音を立ててすすらない、食器の形状やスープの残り具合によっては皿に触れても良いということを覚えておくと良いでしょう。