Herbの定義については、「香草」や「お茶にできる植物」などとあまり定まっていませんが、一言で言うと、「人間の暮らしに役立つ自生植物」です。では、実際どのように役に立つかというと、薬用の他に、栽培、料理、芳香、美容に、染料に、リースやドライフラワーなどクラフトに、、、とあらゆることに利用できる万能ともいえる植物なのです。原産は地中海沿岸やヨーロッパなど、日本に持ち込まれたのはドイツからと言われています。

最強の野菜に輝いた?クレソンとは

お肉料理の付け添えというイメージが強いこの「クレソン」。実はハーブの一種で、しかも 米ニュージャージー州のウィリアム・パターソン大学の研究者が17種類の必須栄養素の含有量をもとに作成したリストで、クレソンはスコア100点を獲得してみごとに第1位となったこともあるほど、世界的にも認められた栄養満点の最強ハーブなのです。

昔は日本の食卓にはあまりなじみのある野菜ではありませんでしたが、最近では店頭にも並び手軽に手に入るようになり、広く普及しているようですね。

クレソンにはさわやかな香りと、淡い辛味があり、ほろ苦さが魅力的なハーブです。この辛味と苦味のもとは、わさびなどと同じく含まれているシニグリンという成分なのですが、このほろ苦さを活かして今回はクレソンを丸ごと食べられてしまうごちそうサラダをご紹介します。

クレソンとナッツのサラダ

【材料】
・ベビーリーフ 1パック
・クレソン 1わ
・くるみ 30g

ドレッシング
・塩 小さじ1
・赤ワインビネガー 大さじ1/2
・くるみ油 大さじ2
※くるみ油とはその名の通り、ウォールナッツ(クルミ)の仁(種子)を圧搾することによって得られる油のことをいいます。甘くはないのに、焼きたてのお菓子のような風味を持ち、うま味になるような具材を入れなくても十分満足できる味に仕上がります。一般的なスーパーではなかなか手に入らないかもしれないのですが、高級スーパーやネットなどでは気軽に購入できますので是非試してみてください。どうしても手に入らない場合はクルミ(分量外)をすりつぶして入れてみてくださいね!

・オリーブ油 大さじ2
・黒コショウ 少々
・エシャロット 大さじ1(みじん切り) 
※エシャロットとはらっきょうを若取りしたもの。実はらっきょうなのですが若いために生でも食べることが可能なので、らっきょうと区別してエシャロットと呼ばれています。近年ではスーパーで気軽に手に入ります。

【作り方】
①クレソンは葉の堅い部分を取り除きます。葉の部分とベビーリーフを合わせ、洗って水けをしっかりと切ります。くるみは160℃のオーブントースターで様子を見ながらローストします。
※クレソンの茎の部分は刻んでチャーハンの具材にするととても美味しいです。捨てずにとっておきましょう。
②エシャロットはボウルに入れ、塩、黒コショウ、赤ワインビネガーをふってよく混ぜます。そこにオリーブオイルとクルミ油を少しずつ入れてよく混ぜ合わせます。
③ボウルに①の葉野菜と②のドレッシングを一緒に入れて混ぜ、くるみも散らしながら手でよく混ぜます

歯触りとコクがあるくるみとなんとも食欲をそそるあの香り、そこにほのかな苦みのあるクレソン、シンプルなのに満足な一品です。これだけで副菜としてもワインのお供としてもOKなのでクレソンってどう使えば良いか分からない、という方、是非試してみてくださいね。