メキシコ・ペルー系料理のレストランに行くとよくみるセビーチェ、生の魚介を柑橘でしめ、フレッシュな野菜や果物であえた、さっぱりとした味わいが魅力の一品です。シュラスコをはじめ、がっつりとしたお肉系が多い南米料理、箸休めの品としても人気のメニューとなっています。実はこのセビーチェ、日本の南蛮漬けやスペイン料理のエスカベシュ、イタリア料理のカルパッチョと同じ、「マリネ」ということ、知っていましたか?マリネとは、肉・魚(スモークサーモン、ニシンなど)・野菜(タマネギなど)等を、酢やレモン汁などからなる漬け汁に浸す調理法のことです。
地域によって味付けに多少の違いはありますが、本場の南米ではオリーブオイルと塩、シンプルに味付けをするのが一般的。新鮮な魚介や野菜が手に入れやすい南米、素材の味を存分に活かしてシンプルにいただこうという考えなのですね。

6月28日は「DIA NACIONAL DEL CEBICHE/セビーチェの日」?

新鮮な魚介類をタマネギやニンニク、トウガラシと合わせ、レモン果汁でしめたセビーチェ。美食と世界でも名高い南米料理の中でも最も有名ともいえる料理でもあり、ペルーでは文化遺産に定められているほどです。特に、6月28日は「DIA NACIONAL DEL CEBICHE/セビーチェの日」に定められており、「酸っぱいアラブ料理」と呼ばれたこの新旧大陸のフュージョン料理は、今や南米を代表する料理として世界に知られるようになっています。実は、スペインの新聞社が2008年に行った「世界で最も素晴らしい郷土料理」では、この南米の美食のセビーチェが、メキシコ料理で有名なタコスやピザ、それに日本の寿司までも抜いて堂々の一位を獲得しています。

まずは柑橘を準備して

「セビーチェ」に欠かせないのは、何といってもライムやレモンなどの柑橘類のフレッシュなジュース。柑橘の種類を変えることで、毎回違った香りや味わいを楽しめます。セビーチェのおもしろいところは、シンプルな料理だけに組み合わせを変えたり、マリネする時間を変えることで、素材の良さがより引き出されるところ。色々な素材を試してみることで、料理のセンスも磨かれそうです。本場にはヒラメやタイ、スズキなどの白身魚の他、タコやイカ、エビ、カニのセビーチェもあるそうです。
今回ご紹介するのはセビーチェの中でも定番中の定番、「タコ」のセビーチェです。「タコ」「セロリ」「トマト」この3つの素材はバラエティに富んだセビーチェの中でも定番となっており、それぞれの食感の違いが深い味わいをうみだしてくれます。まずは基本をマスターしてみましょう。

たこ、セロリ、トマトのセビーチェ

【材料】
・ゆでダコ 150g
・セロリ 1本
・トマト 小1個
・玉ねぎ 1/2個
・ピーマン 1個
・アボカド 1/2個
・ハラペーニョの酢漬け 小さじ2 ※みじん切りにする
・パクチー 1わ

※調味料
・塩 小さじ1
・ライムのしぼり汁 1個分
・オリーブオイル 大さじ2
・タバスコ 小さじ1/2

【作り方】
① タコは1cm角切りにする。セロリ、玉ねぎ、ピーマン、パクチーは荒みじん切りにする。アボカドは半分に切って種をのぞき、皮をむいて角切りにする。色が変わらないようにライム(レモンでもよい)のしぼり汁を少しかけておく。トマトは他の野菜より少し大きめに切っておく。
② ボウルにタコと塩、残りのライムのしぼり汁を入れてざっと混ぜ、①のすべての材料tとハラペーニョ、オリーブオイル、タバスコを加えてよく手で混ぜ合わせる。

南米の美食、セビーチェの魅力お分かりいただけましたか?是非ご家庭で試してみてくださいね!