今では手に入らないものはないというほど、年間を通して様々な種類の野菜が店頭に出回っていますね。ただ、やはり旬の食材はとてもみずみずしくてフレッシュ。エネルギーがみなぎっていて美味しいものです。私たち日本人がもつ春・夏・秋・冬という四季。それぞれの魅力がある四つの季節を持つ国はそうそうありませんよね。せっかくなので、その季節にしか味わえない旬の食材を使って食卓で季節を感じてみませんか?

ウドはとってユニークな山菜

うど、または山うど、いずれも同じものでウコギ科タラノキ属の多年草で、食用として店頭に並ぶのは土から顔を出したばかりの新芽の部分やある程度育ったものの茎や若芽の部分です。
今では栽培技術が進み、市場には農家で栽培されたものが出回っていますが、3~5月の旬の時期には天然のものも山菜として売られています。独特の香りを持ち、苦みがあるので好き嫌いが分かれますが、その味と香り、歯ざわり、非常にユニークで食欲をそそる食材です。
また、ウドには抗酸化を防いでくれる美容に効く成分や、抵抗力を高めてくれるアスパラギン酸、血液循環に力を発揮し疲労回復にも効果のあるジテルペンアルデヒドなど、健康にもよい栄養素がたくさん含まれており、風邪や花粉など健康に気を遣いたい春の時期にはもってこいの食材なのです。

ウドを洋風にアレンジしちゃいましょう

ウドの持ち味は何と言ってもしゃきしゃきした歯触りと独特な風味。これをうまく活かして美味しくいただきたいものです。少しあくがあるので、生で食べる際には切ってから酢水に漬けて15~20分ほどさらしておきましょう。
ゆでるときも少し酢を加えるとより白くきれいに仕上がります。食感を残したいのでゆですぎには注意してくださいね!
和え物や炒め物、てんぷらにしたりと自在にアレンジできるうどですが、ここではちょっと変わった洋風レシピをご紹介します。

春限定!うどと生ハムのマリネ

春になると出回る新鮮な新玉ねぎと生ハムを合わせて春限定の前菜にもなるレシピです。

[材料]2人分
・うど ½本
・新玉ねぎ ½個
・きゅうり ½本
・生ハム 40g
マリネ液(A)
・オリーブオイル 大さじ2
・酢 大さじ1 ½
・レモン汁 大さじ1
・砂糖小さじ1/2
・醤油 小さじ1/2
・塩・こしょう 少々

[作り方]
① うどは産毛があれば庖丁で削いで長さ4cmにし、薄くスライスして酢水に漬けておく。(酢は分量外)
② 新玉ねぎは薄くスライスして冷水にさらし、きゅうりも薄くスライスして塩でもみ水で洗い流す。
③ ボウルに水気を切ったうどと新玉ねぎ、きゅうり、適当な大きさにちぎった生ハム、Aのマリネ液を入れ混ぜ合わせる。
④ 冷蔵庫で30分ほど冷やすと味がなじんで美味しいです。
⑤ 器に盛り、お好みでパセリや黒こしょうをかけていただきます。

うどのアンチョビソテー

みずみずしいほろ苦さとアンチョビの塩分が合わさって春を感じさせてくれる一品です。

[材料]2人分
・うど 1本
・にんにく 1片
・オリーブオイル 大さじ1
・アンチョビ 10g
・赤唐辛子 1本
・塩こしょう 少々

[作り方]
① うどは皮つきのまま5cmの長さに切ってから短冊切りにし、酢水にさらしておく。
② アンチョビはあらみじん切りにする。
③ ニンニクはみじん切り、赤唐辛子は小口切りにする。
④ フライパンにオリーブオイルを熱し、ニンニクと唐辛子をいれて香りがたつまで弱火で炒める。
⑤ アンチョビ、うどを入れてうどが少ししんなりしたら味をみて、足りないようであれば塩こしょうで味を調える。

ぽかぽかとあたたかい春、味覚でも春を感じてみてくださいね!