最近ではカフェやバルなどでも見かけるようになりましたが、まだまだ日本の食業界にはなじみの薄いものかもしれません。世界最小のパスタと言われるクスクスの魅力を探ってみましょう。

クスクスとは?

もとはモロッコ、チュニジア、アルジェリアなどの北アフリカ先住民ベルベル人の伝統料理です。その地域では何千年も前から食べられており、非常に歴史の深いものとなっています。クスクスの原料はセモリナ粉と呼ばれ、パスタと同じ原料で出来ており、このことから「世界最小のパスタ」の地位を確立しているのですね。北アフリカで生まれたクスクスですが、あふりか大陸に位置する国々のほかに、北アフリカを植民地としていたフランスや地理的条件などからスペインやシチリア島をはじめ、イタリア南部にまで広がり、次々と新しいクスクス料理が生み出されています。

まだまだ私たちの食卓にはなじみの薄い食材ですが、実はクスクスはカロリーも控えめで、腹もちのよいヘルシー素材。しかもバリエーションが豊富なのでとっても助かる食材なのです。

クスクスの戻し方

クスクスの戻し方はとっても簡単。世界最小と呼ばれるくらいに粒が小さいので、ゆでる必要はありません。蒸らすだけで簡単に出来てしまいます。基本的にはオリーブオイルなどで会えたクスクスに熱湯を注ぎ、ふたをして蒸らせばもう完成。乾燥したクスクスはもちろんですが、蒸らしたクスクスも冷蔵庫で保存が可能です。蒸しておいて冷凍庫でも一カ月程は保存がききます。使いたいときに使いたい量だけ使用できるのでとってもべんりな食材なのですね。

クスクスを使ってタブレ

「タブレ」とは聞きなれない方もいるでしょうか。クスクスをたっぷりと使ったサラダのことで、もともとはイスラエルで食べられていたものです。それが各国にひろがり、今は地域の色を加えて広く食べられています。

今回ご紹介する「タブレ」のレシピ。ここではクスクスを蒸すのにトマトジュースを使っています。ジュースをかけて野菜に混ぜ込んだら、そのまま置いておき、一時間程度でジュースと野菜の水分でやわらかくなり、さらに、野菜の味がしっかりとなじむのです。クスクスの粒々感、しゃきしゃきの野菜、トマトの優しい食感の違いが口の中にひろがり、スパイスとハーブの香りも食欲をそそります。

【材料】

・クスクス 1カップ

・トマトジュース  1カップ

・アーリーレッド 1/2個

・ピーマン 1個

・きゅうり 1本

・トマト 1個

・ミント、イタリアンパセリ 適量

※調味料

・塩 小さじ1

・レモン汁 1/2個分

・オリーブオイル 大さじ3~4

・こしょう 少々

・クミンパウダー 小さじ1

【作り方】
①ボウルにクスクスを入れ、トマトジュースを注ぐ。トマト以外の野菜は1cmの角切りにしておく。
※基本的に複数の種類の野菜を入れるときは大きさをそろえます。ただ、トマトだけは別。食感重視のほかの野菜とは異なり、汁けで他の野菜をまとめる役割を果たしています。一周り大き目の角切りにしてなじませましょう。ミントとパセリは細かく刻んでくださいね。
②ボウルに①の半分の量を入れ、トマト、ミント、パセリをのせる。残りの半量をかけて、ほかの野菜と調味の材料を加え、ざっと混ぜてラップをかけ一時間ほどおく。
3全体にしっとりとしてクスクスが完全に水気を吸ったら、大きくざっくり混ぜる。
いかがでしょうか?ソテーした豚肉や羊肉にもぴったり合う、国際豊かな副菜です。

是非、試してみてくださいね!