洋食というと普段食べているものからおもてなしのようなおしゃれなものをイメージする人も多いのではないでしょうか。今回は幅広い年齢層に人気のある「ハンバーグ」について紹介します。
ハンバーグの由来
家庭でもよく食べられているハンバーグですが、一体どこの国が発祥なのでしょうか。英語でHamburgと書くことから、ドイツ生まれではと思う人もいるでしょう。またタルタルステーキといわれる、新鮮な生の肉をたたいたステーキが起源となっているようです。18世紀のドイツはハンブルグにて、当時タルタルステーキが人気を博していたことが起源といわれています。その後アメリカへ渡り、ハンブルグ風ステーキという意味のハンバーグステーキとなりました。日本にハンバーグが入って来たのは、明治時代とされています。仏教の影響で肉食禁止のため牛や馬は食用ではありませんでした。明治の文明開化で洋食を推奨され、ハンバーグがレストランで食べられることになりました。それからしばらくして戦後、家庭料理としてでもハンバーグが食べられるようになり、急速に進化を遂げました。レストランでしか食べることができなかったハンバーグが、家庭でも食べられ、さらにはパックに入ったチルド食品になり、今ではすっかり身近なものとなりました。このように洋食の定番となったハンバーグの作り方と、ソースを紹介します。お好みに合わせてハンバーグ料理を堪能してみてください。
定番ハンバーグのレシピ
<材料 4人分>
合挽き肉 300グラム
玉ねぎ 中サイズ半分
卵 1個
パン粉 適宜
塩 少々
こしょう 少々
ナツメグ 少々
牛乳 適宜
<ソース>
バター 10グラム(大さじ1弱)
トマトケチャップ 大さじ2
中脳ソース 大さじ2
粒マスタード 小さじ1
<作り方>
まずは玉ねぎをみじん切りにし、油を引いたフライパンできつね色になるまで炒めます。次にボールにパン粉を入れ牛乳をパン粉がしっとりするくらいまでに入れます。炒めた玉ねぎと塩こしょう、ナツメグを加え合挽き肉も入れます。軽く混ざ合わせ固さをみながら卵を1~2個入れます。卵Lサイズなら1個を目安にするとよいでしょう。適当な大きさにまとめ、ハンバーグ種の中の空気を抜くために、たたきます。成形し真ん中をくぼませ、油を引いたフライパンで焼きます。油分の多い挽き肉を使うときは、焦げやすいので弱火でゆっくりと焼きます。弱火にしないと周りばかりに火が入り、中は焼けていないということになりかねません。両面に程よく焼き色がついたら、お皿に盛り次にソースを作ります。美味しい肉汁を使うので、ハンバーグを焼いたフライパンをそのまま使います。フライパンにバター、ケチャップ、中脳ソースを入れ火にかけます。このとき火は弱火~中火にします。プツプツといってきたら粒マスタードを加え、ソースがトロリとするまで熱します。途中で水分がなくなったときは、応急処置として小さじ1ほどの水を加えても良いです。またソースに酸味があると感じたり、甘いのがお好みの場合は、粒マスタードを減らしたり砂糖を少し入れると、酸味が和らぎます。ソースは最近では色々なバリエーションがあります。デミグラスソース、和風ソースなど見かけることがあります。寒くなると煮込みハンバーグが人気のようで、スーパーにも出回ります。季節を問わずに楽しむことができるので、そのときの気分で作って楽しんでください。